ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

お出かけ

不思議な人たち

注文頂いていた絵を届けて、次のお仕事へ向かう。堀川御池から、ぐるっと四条河原町まで時間があったので歩くことにした。昨日は雪が降ったけれど今日の夕暮れは少しだけ春の気配がして背中にちょっと汗をかいた。いつもと違う道は少しドキドキした。 横断歩…

バスを待つあいだに

(ひゃー、、重たいな。。) お仕事帰り、八百屋さんに寄ったら思ったより大荷物になってしまって、よたよたバス停についた時にはくたくたでした。 (バス、10分後ね) 時間を確認して、荷物を置こうとしたら、バス停の足元に腰かけていた7才くらいの子供がふ…

お囃子につられて

ようやく親知らずを抜いた頬の腫れがひきはじめました。仕事を終えてお囃子の聞こえてきた方向へ、ちょっとだけのぞきに行こうとした瞬間、大きなカメラを持ったおじいさまに話しかけられました。 「祇園祭は、どこでやっていますか」 これはよくある質問で…

バジルとイタリアンパセリ

お仕事が終わった帰り道、スーパーの前でおじさんが机の上に小さな鉢植えを並べていました。(もうじき閉まる時間なのに、残ってしまったのかな。。)そのつやつやした緑が可愛らしく揺れて、誰にも選ばれないでおじさんがまた箱に積むところを考えたら胸が…

雪やどり

寒くてなかなかふとんから出たくない。目覚ましを瞬時に止めてから、また小さく丸まってじっと考えていた。 これは寒い。 ヒーターをパチパチつけて、気合いをいれて立ち上がりお湯を沸かす。息が白かった。 カーテンの隙間から、真っ白な景色が見える。 (…

結局、いつもどおり

角を曲がった瞬間、空が広がるこの道が好きで、毎日出掛けるとき(時間ぎりぎりでないときは)嬉しい。今朝は淡い水色に綿あめみたいな雲がかかっていた。足もとではコンクリートが金色に光っていた。田んぼに残った稲が雀みたいに丸まっていて、モネの積み…

トマトジュースと秋桜

この季節、少し遠回りして秋桜の道を通って駅に向かう。小川沿いいっぱいに、私の背を超える高さに伸びた秋桜が、夕陽を浴びて柔かに揺れている。輪郭がきらきら金色に光るさまが綺麗で見とれてしまう。 私には定期的に読書の波がある。小さいころから本は大…

おじいさんと月

淡い青のグラデーションの空にオレンジ色の雲が光っていて、それをうっとり見ていたら歯医者さんに遅刻しそうになった。柔らかな風が吹く夕方だった。 私の自転車技術はちっとも上達しなくて、よろよろよろよろ進む。なぜか車が走る方に倒れてしまうので、で…

床に映る雪景色

カタン、とポストがたてる音で目が覚めた。慌ただしく足音が遠ざかる。 意識がだんだんはっきりしてくる。まだ空気は冷たく澄んで、朝の気配がする。カーディガンを羽織って、静かにお湯を沸かす。台所の窓からのぞくと、薄く溶けるような青空から朝日がさし…

落ち葉ハラハラ

少し熱が下がった仕事帰り、思ったよりずっと暖かくて穏やかな午後でした。公園の横を通ったら、赤や黄色の落ち葉がハラハラハラハラ、後から後から零れている。まるで水道の蛇口をひねって水が流れるように、ずっと落ち葉は落ち続けるのに、木は裸にならな…

熱の反動

昔から、大きな行事が終わるとほとんど必ずといっていいほど熱を出す。だいたい行事の直前までに全力以上に根をつめるので、終わったあとに反動が来るの。 とくに今年は行事が実に多くて、予想以上に負担がかかっていたらしい。行事の直前に高熱を出し、その…

嵐の中の優しさ

昼になって、雨の勢いが強くなった。フォン、と鋭い音がして、カーテンが翻る。窓のほんの少しの隙間から、あんなにめくれるなんて凄い、と着替えの途中でぼうっと見ていたら アラームが鳴った。もう出なくては間に合わない。慌ててジャケットを羽織る。 「…

白い月

夕暮れ、自転車に乗って仕事に向かうと、妙に空が輝いていた。樹々の影がくっきり見えて、マグリットの絵の中みたいだ、と思いながらシャッターをきった。 「何を撮ってるの?」 突然後ろから声をかけられて、飛び上がりそうにびっくりした。ふりむくと、散…

雨の中、自転車で

空の高いところを、鳥が渡っていった。 雲の上では、雨が降っていないのかしら・・そんなことを考えながら、洗濯物を取り入れる。ちぇ、あと少しで、完全に乾くところだったのにな。。と思いながら、部屋干し用のハンガーを出してくる。袖の部分がくるりと裏…

3回目

それは、歯医者さんに意を決して行ったけれど、拍子抜けするくらいにすぐに終わってしまった(しかも、全然痛く無かった)から思いついたことだった。お日さまはまだ明るく、先週ほど暑くはなく、気持ちいい風が吹いていた。私は自転車のペダルをぐんぐん踏…

大きな金色の船

「あれ、なんだろう?」 御池の真ん中に大きな金色の船が見えた。周りにはずらりと人がいて、大きな船はその中でゆっくりゆっくり向きを変えているところだった。 「あれ、大船鉾だよ。ニュースで見た。150年ぶりなんだよね。」 「思ってたよりすごい迫力…

電車

(すっかり遅くなっちゃった。いそげ、いそげ・・。) 外にでたらすっかり暗い。もうすぐ8時になろうとしていた。あーあ、帰りに寄ろうと思ってたいつものスーパーがもうしまってしまう。でもお野菜も牛乳ももうないし・・と思って、いつもと違う駅のお店に…

おにぎり

空がふっと重たくなって、雨が降り出した。友人の車に乗せてもらって帰りみち、家に着いたらすぐに洗濯ものをいれなくちゃ。晩ご飯は何にしようかな。。そんなことをぼうっと考えていたら、友人が煙草を買いにお店に寄りたいという。もちろん賛成して、私は…

気持ちのいい土曜日

少し遠出をする土曜日。長いこと電車に乗るけれど、駅を降りたら目的地はもう見えている。ピカピカの大きな原っぱを左手に、ずーっと道なりに歩いていく。この空き地には、端に大きな林檎の木がサワサワ揺れている。草の匂いがして、秋には赤や青の実がなっ…

いのちがね

日が落ちるのが大分遅くなったから、絵を描くのに夢中で気付かなかった。あと5分で出なくちゃ間に合わない。少し考えて、「駅まで自転車でとっても急げば」15分後に出ても間に合う、という結論に達した。それから指のさきまで緑や水色になっている手をち…

ひさしぶりの散歩

おでこを蚊にさされたのが、気になってしかたない。ぷくっとふくれて、とってもかゆい。もう、窓をあけるときに気をつけなくちゃいけない時期になったのね。そうだ、きのう駅に向かう途中見かけた八重桜、まだ咲いているかな。丸くもこもことして、まるで鞠…

夜の六角堂

これは、金曜の夜のこと。お仕事が終わって、主人と友人との待ち合わせの場所にゆっくり向かっていました。月が柔らかくぼけているのを追うようにして歩いていたら、通りの向こうに何やら人が集まっている。(何かしら・・・)いつもなら人ごみは避けるのだ…

私の知らない夕方

日が落ちるのがゆっくりになってきた。淡い月の輪郭がだんだんはっきりしていくのを見ながら、夕暮れの町を歩いていました。踏み切りで電車が通るのを待っていたとき、目の端で何かが飛んでいるのに気付いた。 思わず足をとめて川辺を見た。最初は大きな蝶々…

よわよわ桜

寝込んでいるのをミイラみたい、なんて言っていたら、なんと主人はインフルエンザだった。三日目くらいで、そろそろ起きればいいのにと内心思っていたことの、ばちが当たったに違いない。気付いた時には私もちゃんとそれにかかって、すごくお腹が気持ち悪く…

まだ来ない

ホームに上がると電車が来ていない。あれ?と思って電光掲示板を見上げる。なんにも書いてない。ちょっとしたら来るかな、そう思ってしばらく待っていたけれど、さっぱり来る気配がない。 ときどき乗る私の電車なのに、まだ来ない。これに乗らないとご用事が…

屋根の上は畑

紫色の雲の向こうに、満ちるのに少し足りない月がかかっていました。友人の車に乗せてもらったときは山の端に陽が沈む最後のところで、降りたときにはちょうど暗くなっていた。いつも通り主人と友人がお喋りしているその間ずっと、後ろの座席で少しずつ月が…

幸せな時間

半分、夢のなかで、カーン、カーンという工事の音が聞こえてうっすら目が覚めた。こんなに朝早くから!と思って、起きないように布団をしっかりかぶり直しました。それから、もしかしたら・・と思って、時計を見た。目覚ましは止まっていて、出発時刻だった…

ひとりで映画館に行った!

数日前から決めていたことなのに、いざ出掛けることになったら嫌になってきて、結局夕方までひっぱってしまった。今日は映画を見に行く。しかも、ひとりで!! 美術館には子どものころから絵が大好きな父と母に連れられてほとんど毎週行っていたし、大人にな…

白い神馬

起きたのは昼過ぎだった。(そうだ、年賀状!)白湯を飲むより早く、玄関に走った。小さいときから年賀状の届く朝はやっぱりわくわくするの!!(そうだ、それから、今日は馬に会いにいく。)今年は白い神馬のいる上賀茂神社に初詣に行くことを、しばらく前…

気が向くとき

遠くで小さく光る星たちのうち、とりわけ明るいひとつから目が離せなくて、ゆっくりゆっくり歩いた。 今日ははじめから、いろいろと気が向かなかった。朝まで主人とおばかな動画や可愛い動物の動画をみて遊んだから、昼に起きても眠たかったし、ごねたかった…