ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

今週のお題「姉妹・兄弟」というのを見て、弟についてあんまり人に話したことがないけれど、ちょっと書いてみようと思います。

私には3つ年下の、弟がいます。世界一似ていない姉弟だと、色んな人に言われるの。でも私は最近、似ているところがあると思う。結構幸せものなところ。どんな状況でも、何だか楽しんでしまうところ。

見た目や気配は確かに似ていない。弟はとても背が高くて細くて背中が丸まっている。私は家で一番小さい。私は目が丸くて茶色いし、弟の目は真っ黒で細い。

弟は、騒がしいところや大勢に囲まれているのが、好き。(彼はどんな人でもつき合うことができるの)私は静かなところが好きだし、一人で色んなところに行ったり一対一で人と話すのが、好き。

 

お互いに早くからやりたいことや、やることがはっきりあったので、あんまり途中どうしていたかを知りません。弟は、人生で壁にぶつかったことがないんじゃないだろうかと母に話したことがあるくらい、私のことをわがままな変わり者と思っていると思う。一方、私は小さいときの弟と同じ顔なのに、大人になって世慣れた弟を見て、時々途方に暮れ、何だかさみしい気持ちになります。

 

子どものころ、私たちはいつも一緒にいました。

特に、アメリカにいたころは、毎晩私が弟に絵本を読んでいました。日本語に訳して、時々、絵を見ながら好きにお話をつけながら!

全部読み終わると、弟がいつも聞くのです。

「ねえ、それからどうなるの?」

そこで絵本をひっくり返して、今度は逆さまからお話を作っていきます。こんな遊びを二人でずっと、していました。

 

私はお菓子の袋やジュースの固い缶を開けたり、テレビやビデオをつけたり消したり予約をしたり、そういうことが昔からとても苦手で、それは弟がやってくれることと思っていました。その時は当たり前だと思っていたけれど、今になって思えば弟がいつも優しくしてくれていたんだなぁ、と思う。

でも当時は、いつも「遊んで!」と近づいてくる弟がとってもじゃまでした。私は一人で絵を描いたりピアノを弾いたりが好きなのだもの。「このビショップをあげるから、遊ぼ。クイーンもあげる。ルークもあげるから、ねぇ、遊んで!」チェスでもボードゲームでも、トランプでも、そうなのです。そうしたらただでさえ弱いのに絶対負けるでしょ。それなのに、それでも遊んでもらうとニコニコしているのです。

 

気が付いたら、弟はとっても大きくなっていました。それぞれの毎日がとても忙しかったし、生活リズムも全然合わないままどんどん違う道を進んでいき、彼は大学生になったときに家を出ていきました。私もしばらくして結婚したので、今はますます会う機会が減ってしまいました。

 だから、弟が、京都が大好きということを聞いた時はとても驚きました。全然そんな感じじゃなかったから。それから、美術館に行くようになったり、難しい本を読む様になったりしているらしい。最近そういうことを聞くにつれ、意外に好きなものが似ているんだな、と思います。私も、弟ほどではないけれど、色んな人とつき合う様になってきたし、その違う波長もちょっとずつ楽しめる様になってきました。

 

 妹や、お姉さんがいる友達が多くて、大きくなったら一番の友達のようにお出かけする姉妹の関係や、主人とその弟さんみたいに本当に仲良しの兄弟を、心から羨ましく思うし憧れます。でも時々弟のことを思って、自分が男の子だったらこうなるのかな、とか考えたり、ただ元気そうにしている姿を見ると、何だか私も嬉しくなるのです。

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