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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

きゅうくつ

絵本

きゅうくつは嫌い。

たとえば押し入れの中とかトンネルとか、窓のない天井の低いところにいると、まず首がこってくる。パキパキ、回したくなる。それも出来ない時はもう気も狂わんばかりになって、肩を回したり、見ないようにしたり、します。

 

10年くらい前、MRIの検査を受けることになりました。どうして、足の検査なのに、頭まで潜らなくてはいけないのでしょう!!耐えられなくなったら押すように言われたボタンを、何度も押してはお医者さまを困らせてしまいました。

歯医者さんが苦手な理由は、きっと怖いからとか痛いとかだけじゃなくて(それも多分にあるけど)、たぶん身動き出来ないからなのでしょう。

エレベーターも、あまり好きじゃない。私はへいき、という顔をして乗っているけれど、出来る限りならあの箱の中に入りたくないの。特にデパートとかで、後から後から人が入ってくると、もうだめ。同じ理由で、満員電車もつらい。子どもの頃、毎日ぎゅうぎゅうの山手線を新宿から渋谷まで乗っていたくせに、大きくなるに従ってどんどんだめになってしまいました。

 

なのに夕方、せまくて窓が開かなくて、更に人口密度がぎゅうぎゅうのお部屋に2時間も、いることになってしまったの。最初ちょっとがまんしていたけれど、あたまがどんどん痛くなって来て、やっぱり無理でした。夜になっても頭がいたい。お風呂に入って、大の字でお部屋に寝転んで、好きな音楽をかけて、ご飯を食べて全部かたづけ終わって、ようやくゲージが快復してきました。

 

そんな私が怖い本があります。

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「ちいさい おうち」('The  Little House')

バージニア・リー・バートン 作

いしい ももこ 訳

 

静かで、美しい田舎に建てられた、じょうぶに作られた小さいおうち。小さいおうちは春から冬の風景を眺め、穏やかな毎日を過ごしていました。しかし!時はたち、小さいおうちの前に道が出来て、家が建ちはじめ、町になり、そしてまわりの風景がどんどん変わって、大都会になっていきます。小さいおうちはどうなってしまうのでしょう!・・・というお話。

 

絵本の古典、と言われる本です。おうちの顔が変わっていくさまを追ったり、ストーリーを味わったり、背景の風景の小鳥の鳴き声を聴こうとしたり、色々な楽しみ方が出来る本だと思うのですが、私は読むたびドキドキ、怖いのです。

何が怖いって、自分が身動きできない間にどんどん周りにビルが建ち道が通り、どうにもこうにも出来なくなっていくところです。見て! 

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こんなことになったら、もうどうしようもない。

 

考えてみたら、明日も明後日もその次も、予定がたくさん埋まっている。これもきゅうくつ。でも空いていたら予定帳も冷蔵庫も引き出しも、きゅうきゅうにきちっと埋めたくなるの。どうしよう。永遠にこれが続くんだ。何だか打っていたらきゅうくつになってきた。。