ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

夢のようなカレー

ふと、いいにおいがして目が覚めました。

しばらく目を閉じたまま考えていたけれど、はっと気付いて声を出した。

「もしかして、カレー?」

「そうだよ」

薄目を開けて見てみると、時計は朝の4時半をさしている。主人がコトコト、何かを切ったりいろいろ出して入れたりしている。美味しそうな気配がする。

「ちょっと、食べたいな」

半分寝ぼけながら、口が勝手に言いました。(ここからは、あんまり覚えていないので後で聞いたはなしです)

「コブタになるよ。明日食べたらいいじゃない」

「じゃあ小さい茶碗にいっぱいだけ、食べようかな」

「まだ煮込めていないし、いま作っているんだから明日のお昼にしなよ」

「・・・そうかあ。。」

そうしてまた眠りにおちました。

 

「夢じゃなかった!」

起きて、お湯を沸かしにキッチンに入ってすぐ、大きな鍋を見て一瞬で目が覚めました。そうだ。炊飯器の中身を確認する。だめだ、足りない。お米をといで、スイッチを押します。支度をしながら、口の中がカレーになってきて、ワクワクして仕方がない。寝ている主人を起こしたら可哀想だけど、出掛ける時間までに起きてくれなかったら一緒に食べられない。夜までがまんは出来ないけれど、ひとりでよそって食べたらあんまりいやしいし。。

と悩んでいたら、起きてきた!

「カレー、食べる?」

「いや、いらない。いま寝起きだから」

「・・そう」

コーヒーを淹れながら、やっぱり気になる。

 

もともと主人は料理がたいへん上手で、シチューとカレーは得意料理でいつも作ってくれます。特にカレーは大好物なのですが、彼は辛いカレーしか食べない。甘口は大きらい。タイ料理やインド料理が大好きなの。一方、私は刺激が強い食べものが食べられない。苦いのも辛いのも一切だめなのです。

 

「どうして夜中に作ったの?」

「お腹減ったし、ひまだったし、気分転換に。」

「ふうん。。」

「前回僕が辛くしすぎて、食べられなかったでしょ。それに、そろそろまた食べたいって言ってたから」

「そうだったかしら・・」

「材料まで買い込んでたじゃない」

実はあんまり覚えていなかった。たぶんジャガイモと人参と玉ねぎが綺麗だったんだと思う。でもそれは起きたらカレーに変わっていた。なんてすてき!

 

そんなことを言っている間に、私だけ出発の時間が迫ってきました。

「そんなに気になるなら、食べてから行けばいいじゃない」

たぶん、無意識に何度もお鍋を見ていたんだと思う。いいのかな、実はごはん炊いてあるんだ、あとでお昼に食べてね、とかむにゃむにゃいいながら、美味しい美味しいカレーを頂きました。

それは主人が作るはじめての甘口のカレーで、金色に輝いて実にとろけそうな味でした。ぺろりと食べて、幸せな気持ちで(帰ったらまだ、ある!)一日過ごし、そして帰っていま、また頂きました。まだ明日のお昼ご飯の分もある。うふふ・・・!

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