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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

道案内

お出かけ

よく、道を聞かれます。

小さいときからだけど、最近もっと回数が増えました。一番多いのは、年配の方。それから、外人の方。修学旅行生にもよく聞かれます。変わったものでは、連続で2組に「LUSHはどこにありますか」と女子高生に尋ねられたこと。流行っているのかしら。。外人さんと、一緒に地図を見てこっちかなと指さして別れたら、尋ね人が行列になっていたこともあった。一生懸命見て答えたつもりけれど、やっぱりいくつかは間違えてると思う。以前、京都の友人と歩いていて訊かれたとき、後で調べたら確実に間違えた道を教えてしまったことがある。ときどき思い出しては罪の意識にさいなまれます。あの外人さんはどこに行ったんだろう。。

なぜか清水寺はどこか、とか金閣寺はどこか、と観光名所を尋ねられたことはありません。ここはどこですか、と言われることが多い。あるいは京阪に乗りたい、とか阪急の駅はどこ、とか。たぶんこうして駅を訊くのは東京の方だと思う。私もそうだけど、駅を移動して目的地に行く、ということに慣れているから駅名が知りたくなるの。引っ越して来た初めのころ、自転車に乗っている方に近くの駅を尋ねたら、困らせてしまった。「たしか、あっちに駅があったと思うけれど・・」何度かこう言われて、とても驚きました。

 

同じくらい、私もすぐ人に道を聞くから、聞かれたときで分かるときは出来うる限り丁寧に教えてさしあげる。一緒に地図をぐるぐるしているうちに仲良くなって、パフェを食べにいった人もいるし、アドレスを交換した人もいるし、写真を撮った人もたくさんいる。

地元の人には見えないと思うのだけど、なんでこんなに道を訊かれるのか不思議。まだ来て1年で地理もそんなに分かっていないのに。。ゆっくりぼーっと歩いているからかな。。

でも、京都でだけではありません。東京に帰って、下北沢の小田急線から井の頭線の乗換えのときなんて行きだけで3組のおばあさま方をエスコートしたことがあるし、ほかでも何度か役に立ったことが、ある。たぶん。

でも主人は心配して「あんまり人に迷惑かけたらだめだよ」という。私が外でまた、ろくでもないことをしでかしていると思っているんだと思う。

 

きのう、仕事帰りに四条通りを歩いていました。クリスマスのイルミネーションがはじまって、小物やキラキラが飾られているのをうっとり眺めていたら、目の前におばあさんがいた。沢山の荷物を持っていて、たいへん厚着をしていた。八つ橋の袋がいっぱいあった。

「どうかしましたか?」

とても助けを求めている様子でこちらを見ていたので、思わず声をかけました。おばあさんはくっつきそうなくらい近くに来て、とても早口で言いました。

「私はどこのホテルですか?」

「ええ!?」

これはもしかして、困った人かなと思いました。

「ホテル、ですか?」

「どこでしょう?」

「・・・どこの、ホテルですか?」

「それが、分からないのです」

「ええ!」

「これです、これです!」

後ろでしゃがんでいたおじいさんが、ホテルの地図を出してきた。彼もセットの方だということが分かりました。ああ、名前が分かって良かった。3人で地図をのぞきこみます。たまたま分かる場所だったので、こちらですと近くまで向かいました。

「昨日は帰ってこれたんですけどねえ」

おじいさんはそのあいだずっと、存在を消しているようで一言も話されませんでした。おばあさんは、身振り手振りで一生懸命お話されていました。 

今日はあのおばあさんとおじいさん、ちゃんとホテルに帰れたかな・・・。

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