読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

わーい!!

おうちで

主人が起きる温かい気配で、目が覚めた。でも、眠たいし、あんまり寒くて布団に潜り直した。天気予報で暖かくなる、って言ってたのにな。コーヒーが入る音をぽこぽこ聞きながら、夢の残りが澱のように沈んでいくのをゆっくり感じていた。

ふたりとも寝ぼけていたのだと思う。コーヒーを飲みながら、がちゃーん、がちゃーんと鳴り出した、辺りに響く音の方に無意識に顔を向けた。それから、顔を見合わせた。口元が緩んでいる。

「わーい!!」

「工事が、終わった!!」

外をのぞくと、マリオのステージのようだった足場は全て解体され、お兄さんたちが大きな柱 をいくつも抱えて運んでいた。一気に、頭がすっきりとしてきた。窓を塞いでいた、キルトのカーテンを外したら部屋がみるみる明るくなった。それからふたりで、抜群のコンビネーションで家中の窓を開けて空気を通した。空は美しい青色に輝いていた。

「幸せをかみしめてるでしょ」

にこにこしている私をみて、主人が笑った。そう当てられてしまうと恥ずかしくて、えへへとごまかした。

それから主人に手伝ってもらって、占拠されて完全に温室になっていた私の部屋のお花たちを外に引越しした。室外機の上の机や、置き場がなくて玄関に積んでいたお花台のレンガなどを並べなおした。お部屋に仕方なく入れたときには夢中だったから、なかなかうまく戻せなくて思いのほか時間がかかった。それから零れてしまった土を片付けて、掃除機をかけた。それはそれは息つく間も無く、あれをこっち、これをあっちと動かしたら机の上がうんと広くなって、それをまたぴかぴかに磨いているうちにあっという間に時間がたってしまった。

私ががちゃがちゃそうしている間に、少し古いアメリカの歌をかけながら、主人が美味しいラーメンを作ってくれた。なんだか色々嬉しくて、頬がぽかぽかした。飾りだなのディスプレイも変えて、調子に乗って、押し入れの中まで全部入れ替えたので、例によって遅刻ぎりぎりになってしまいました。珍しく、途中で諦めずに駅まで走ったのも、とっても気分が良かったからです。だって、ちゃんと窓からお外が見えるし、空気も美味しい。静かだし!!お花も、ぴかぴかしている。ああ、うれしい!!

 

「いま、笑っていなかった?」

ここまで書いて、主人が隣でびっくりした顔をしている。

「だって、おうちが片付いたんだもの!!」

そう言ったら、「気持ちがいいからねえ」と主人も笑った。あの危機と、それからちゃんとそれが無くなったこの喜びを、しばらくは思い出しては何だか嬉しくなるに違いないの。わーい!!明日は帰りに花屋さんによって帰ろう!!

f:id:rumir:20100313084826j:plain