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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

シャーリー・テンプル

お酒がぜんぜん飲めない私だけど、ひとつだけ好きなカクテルがある。何でもつくれる(と、私は信じている)主人にそれを伝えて何とか作ってもらいたくて、さっき、初めてそれを検索してみた。 そうしたらなんと、そのカクテルの名前のもとになった女性がつい先日亡くなったという記事が出ていて大変驚いた。だって、ものすごく昔の人だと思っていたから。。

そのカクテルは、「シャーリー・テンプル」といいます。

5歳くらいのとき 、親戚でごはんを食べに出掛けた時に、海外ばかりに住んでいる叔父が「あなたには、これね」と注文してくれたの。私はまさか、みんなが乾杯!をしているときに自分にも素敵なコップがまわってくるなんて思わなくて、感動したのを覚えている。お店のことも、まわりのことも覚えていないけれど目の前に出されたピンク色の魅惑のしゅわしゅわ、レモンの皮をくるくるしたもの、ちょっと細くて固いストローをはっきり思い浮かべることができる。その一件で、その叔父のことは今もちょっと特別に敬愛している。小さい人に小粋に接してくれた大人のことを、なかなか悪いようには思えないものだ、と思うの。

そのあと何度か、シャーリーテンプルを頂く機会はありました。それは父母と一緒にいるときで、母がワインを頼むときに見つけて注文してくれたの。けれども、大人になってからは、お酒の席にいるということがあまりに無いし、お外に出るのが嫌いな主人だからこれからもたぶん、飲む機会はほとんど無いと思う。綺麗なちょっと古びたお酒の店のことが小説でもエッセイでも出てくると、つい(この店には置いているかしら)と思うことがある。でも、「それは何ですか」ともし聞かれてしまったら!!いたたまれないし、考えただけでひとり恥ずかしくなってしまう。だいたい、私がそれは何かを良くわかっていないのだから。。

それは甘くて、少しオレンジのような香りもする。そしてしゅわしゅわ、ピンク色。「シャーリーテンプル」というのは昔の女優さんの名前らしい。

 

ふとそれを思い出したのは多分、桜が夜に溶けていくさまを車に揺られて眺めていたからだと思うし、初めて「私のための飲物」を注文してもらったのが春の夜だったからに違いない。それを検索したら、すぐにたくさん出てきて目がまるくなった。でも、彼女の写真を見たら、本当にいた人だと思えなくて(まるでお人形みたいだし!)不思議な気がした。しかも、そのあと大人になって外交官になって、亡くなったのは今年の2月というから、とっても頭が混乱した。

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私には呪文のようで分からないけれど、もしかして作りたくなる人がいるかもしれないから紹介すると、

「レモン・ライム・ソーダがベースで、これにグレナデン・シロップ(ざくろのシロップ)を加えたカクテル。レモンの皮をくるくると飾る」

と書いてありました。このくるくるは、シャーリー・テンプルの巻き毛を表しているともいわれるそうです。記憶と一緒で、何だか懐かしくて嬉しかった。作ってくれるかな。そうしたら一緒に、台所の窓から山のふもとの桜を見ながら飲みたいな。。

 

シャーリーテンプルの可愛い画像は、All postersさまからお借りしました)