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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

ひさしぶりの散歩

お出かけ

おでこを蚊にさされたのが、気になってしかたない。ぷくっとふくれて、とってもかゆい。もう、窓をあけるときに気をつけなくちゃいけない時期になったのね。そうだ、きのう駅に向かう途中見かけた八重桜、まだ咲いているかな。丸くもこもことして、まるで鞠みたいだった。支度をしながら考え事がふくらんで、気がつくと手がとまっていました。

(たいへん!)

出る時間が近づいていました。いつも主人と一緒に移動をしている友人が、今日は別の場所で用事なので、本当に久しぶりにふたりでお仕事に出掛けました。どれくらい久しぶりかというと、ふたりで電車に乗ったのはお正月が最後なの。少しまえに手帳に予定を書いてから、実は密かに今日を楽しみにしていた。ふたりで駅まで歩いて、電車に乗る!!

(おさんぽだ!)

かばんに荷物をつめて、デニムの長いスカートをはきました。これは前に主人がいいんじゃないと言ったから、そうだ、今日はいていこう、と思ったの。すっかり着替えて用意もすんで、(これで良し)と思いながらおでこをかいた。そうして窓の外を見たら、ざあーっと雨が降ってきた。

(・・・)

主人は雨が嫌いだし、長いスカートでは歩きにくい。あーあ・・と思いながらもう一回着替える前に、シャワーから出て来た主人に見せに行った。主人は笑って、いいじゃない、5分後に出発だよ、と言った。それで少し気分がおさまったので、用意をしなおして、ふたりで出発しました。

 

いつも一人で歩く道を、ふたりで歩くのは嬉しい。「見て、あそこのお庭がきれいなの」とか、「ここに最近、猫がよくいるのよ」とか、ついついガイドさんのようになってしまうの。雨はあがっていた。少ししっとりとした空気の中、色とりどりの花がお喋りするように咲いている。あの木、前からあったかしら。あそこのおうち、あの色だったかな。いつもは気がつかないことがいっぱいで、違う道を歩いているようでした。主人と一緒にいると、犬が、毎回おんなじ道をおんなじお散歩でも楽しい気持ちがよく分かる。長いこと主人と色んなところを歩いたけれど、やっぱり今日も、面白かった。

でも、すぐ駅についてしまって、電車に乗って、それからまた歩きました。南禅寺の脇道を歩いていたら、大きな木が柔らかく広がっていました。何だか気持ちがいいな、こびとが出て来そうだな、と思って見ていたら、

「きれいだね」

と主人が言いました。それで何だかとっても嬉しくなって、写真を撮って、それからご機嫌でお仕事をしました。帰り道はひとりだったけれど、行きのことを思い出しながら帰ったらそれもまた楽しかった。気が付いたらほっぺたも蚊にさされていたけれど、まあいいか、と思って気がすむまでかきました。

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