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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

それでも時間はすぎていく

たくさん眠って、起きたらお昼をまわっていた。まだたりないけれど、もう12時間も夢の中にいたし、そろそろ起きなくちゃ恥ずかしい気がした。

「起きる?」

主人が読んでいた本に栞をはさんだ。

「・・うん、おはよ。」

「はい、おはよう」

差し出されたコップの水をごくごく飲んだ。手の中で水が揺れているのを感じていたら、雨が降りはじめるところだった。目を開けたら今日が始まってしまう気がして、もうすこし、と思ってしばらく雨の音を聞いていました。

 

大好きなことなのに、やることが詰まってくるとうんざりして逃げ出したくなっちゃう。なのに、そんなときに限って用事がかさむ。それで余計に本を読んだり、ちょっと早くおふとんに入ったり、あんまり暑いから扇風機を出したり、絨毯を敷き直したりした。そうしたら夏の絨毯がとても色あせて、あまりにオンボロだ、ということになって、お店のひとに引き取りにきてもらうことにした。もちろんそうなったら新しい絨毯をどんなのにしよう!!とワクワクしてしまって、パソコンをたくさんみたり、インテリアの洋書を出して眺めたりしていた。

「絵、描かないの?」

そんな私を見かねて、主人が言う。

「いまは、いいの」

「ふーん・・」

個展が近いのに、つい遊びたくなってしまう私を主人が笑う。あまのじゃくだから、そろそろ描きたいなと思っても先に言われたから出来なくなった。しばらくいつもより丁寧に紅茶をいれて飲んだりしていたけれど、やっぱり描こうかなと思って絵の前にたちました。

絵のなかに潜るみたいな気持ちになってどんどん描けるときもあるけれど、なかなか描けずに困ってしまうときもある。描いても描かなくてもいいのに、どうして描くのかなあ、とひとごとみたいに不思議に思うときもあるけれど、出来た絵をみているとやっぱり描きたいな、と思うからふしぎ。。大好きなクレパスのかけらが散らばって、描いているとみるみる指が緑や青に染まってしまう。しっかり手を洗っても、出掛けるときにお日さまの下でふと見ると色んなところに色のかけらが残っていたりする。おすましした恰好をしているのに何だか間抜けで、ちょっとはずかしいの。。

 

そうしたわけで、いまはお絵描きとそのまわりのことにちょっと忙しい。それなのに、そんなときに限って「これは夢のことかしら、本当のことかしら」というようなことが次々に起こって、おかしい。たとえば真夜中の12時にとれたての玉ねぎを5つと野菜を知人が持ってきてくれたこととか、先週のお誕生日には友人が大好きな苺のケーキを4つもくれてきゃあきゃあ食べた。いつも行く歯医者さんまでの道を違う道で行ってみたら迷って、おじいさんに「迷子かい」と一緒に歩いて美しい虹をみたこと、幼なじみと友だちが仲良しになっていたこと、弟が結婚すること、どれもマーブルもようの様に混ざって、全部が夢のなかのことのような気がする。それでも、きのうの晩ご飯は涙をぽろぽろ流して作ったオニオンスープだったし、古びた絨毯は明日回収にきてもらう。弟の式は間近にせまって、幼なじみとも友だちとも会うお楽しみの約束があって、そして絵の額を注文したり、個展の案内葉書が届いたり、やっぱりカレンダーの日付は進んでいる。一日にひとつずつ、にしてくれたらいいのに。でもやっぱり気が向かなかったら、あっという間にそれが溜まって大変なことになるのは分かっている。それがまたちょっと、おっくうなの。。

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