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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

おそなえ

結婚してから6年目になるけれど、わたしたちは朝ご飯を食べない。それはどうしてかというと朝があんまり早くないのと、二人とも起きてすぐお腹がうごくわけではないからで、起きたら主人はコーヒー、私はたっぷり牛乳をいれたカフェオレか紅茶を飲んで、おしゃべりをする。

でも、最近はサッカーの試合があるから、ちょっと不規則。私は眠たくなったら先に寝てしまうけれど、ときどき絵を描いたりお手紙を書いたりしながらサッカーをながめる。何やら楽しそうな主人のとなりで遊んでいるのはなかなか楽しいの。

それでお昼ころにご飯を食べる。主人は料理が上手で、私より手早く何でも作れる。私も料理は好きなのだけど、作ってもらうのはやっぱり嬉しい。このあいだも、(作ってくれるといいな・・)と密かに思いながら、戸棚の見えるところに人参と玉ねぎとじゃがいもを並べておいた。そうしたら、

「これ、おそなえしてるみたいだね」

と笑いながら、その晩美味しいシチューをつくってくれた。あんまりすぐにご利益があったので、それから時々「おそなえ」している。昨日はちょっと美味しい食パンを並べておいた。

 

絵を描いていたら、となりの部屋で何やら冷蔵庫を開ける音がして、オーブンをセットする気配がした。こっそり気配を消して、(あと5分くらいかな)とキリがよさそうなところまで考えて手を動かしていた。するとちゃんとそれくらいの時間がたって、

「できたよ」

と主人が言った。わーい!!

「ありがとう!!」

「わかってたでしょ。」

「うん・・」

色んな動きを読まれてるのはちょっと恥ずかしいけれど、その通りだからしかたない。ゆうべの残りのたっぷり野菜のミネストローネと、ヨーグルトにはバナナがたっぷり入っている。それに、パンが絶妙の焼きかげん!

パクパク食べて、あまりの美味しさにしみじみ見ていたらハッと気付いた。

「ちょっと待って!」

「なに?」

「あんまり美味しいから、ちょっと記念にとっておくの」

カメラを取りに立ち上がる私を主人は呆れて、いつものご飯なのにどうして?と聞く。でも何だか、外の気配や眠たさや、ちゃんと朝から活動してお腹が空いて食べる充実感、そしておそなえして出てきた美味しいパン、いろいろがこれ以上はないというくらいに、とっても素晴らしく感じたの。それでじーっと観察してから、写真を撮りました。

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それから、あっという間にこうなりました。

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ときどきこうして早起きして、ちょっと眠たい気持ちで朝ごはんを一緒に食べたいね、というと

「ぼくらには無理だよ」

と主人がこまった顔をした。そのとおりだった。今日も早くに起きたせいで、もうとっても眠たい。。でもまた、たまにおそなえしよう。