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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

悪い癖

出掛ける前になると、なんとなく布巾に手が伸びてあちらこちらを拭きはじめる。シャワーを浴びなくちゃいけない時間になると、移動中に読む本を探しに本棚の前にすわりこむ。テストの前日になっても気が向かなくて、そうだ暗記に集中するための好きな曲集を作ろう、とCDを散らかして朝を迎えた学生のころから何も変わらず、一番忙しい6月の終わりに、私はお家の模様替えと大掃除をしました。

 

きっかけは、椅子でした。

「もしも、ずっとこの小さなマンションで住むとしたらどうする?」

もともとは東京から京都に移住してきて、3年くらいでお家を探そうと思っていた。いまの小さな部屋の、台所の窓から見える大きな畑にうっとりしていたのに、そこにお家がたくさん建つ事に決まって工事が順々に始まってからは、もうだめだ、すぐにでも移動しなくちゃとお家探しをはじめた。ところが、予想外に工事の速度がゆっくりになって、なかなか建たない。私も絵を描きはじめたり、主人もお仕事が忙しくなったりしている。

「そうね。。椅子を出したいな。それで、空いたところに本をしまうの。」

私の実家からもらってきたイタリアの濃い木の椅子を2脚、絵を描く大きな机の下に隠していた。本棚はパンパンで、本棚の上に積んで重ねて、天井まで届いていた。ふうん、そうか。お話はそこで終わって、私もすっかり忘れていた。何せ、やることが山積みだったのだもの。

「椅子を持っておいでよ」

ところが、あるとき突然、主人が言った。晴れた朝で、白い日射しに雀のお喋りが盛大に響いていた。私はサッカーの試合で寝不足になったり寝すぎてしまったり、なぜだか興奮して目がランランとしていた。それは素敵なアイディアで、みるみる元気がみなぎった。広いお家になるまでは、と押し入れにしまっていた器や本を整理しよう。なんと主人は私の椅子を自分の部屋に置いてくれるという。わあ!!・・いいのかな、何だか申し訳ないなとムニャムニャ言いながら椅子を運んで、盛大に空いたスペースに本を並べ替えました。ますます気持ちがいいお家になりました。

 

気が付いたら7月になり、明日はとうとう個展の作品を搬入するの。お家にいられる最後の日なので、看板をつくったりリストをつくったりしました。だけど今日もやっぱり、台所をうんとピカピカにしたり、いつもの倍時間をかけて紅茶を淹れたり、お昼寝をしたりしてしまった。まだキャプションは出来ていないけれど、待ち時間に読む本を、じっくり選んだ。楽しみだけど緊張もしている。一番心配なのは、しばらく毎日同じ時間に起きて、同じ場所にいなくてはいけないということ。考えるだけで胃がきゅっと縮んでしまう。小さいときから、あまり得意ではないの。。きっと、ぐずぐず何かをしたくなるんだろうな。。もう一回、模様がえしようかな。。

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