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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

熱の反動

お出かけ

昔から、大きな行事が終わるとほとんど必ずといっていいほど熱を出す。だいたい行事の直前までに全力以上に根をつめるので、終わったあとに反動が来るの。

とくに今年は行事が実に多くて、予想以上に負担がかかっていたらしい。行事の直前に高熱を出し、そのまま行事を何とか終えて、京都に帰ってきた途端、寝込んだ。そのあとのふだんのお仕事をお休みしてしまって、なんとも悔しかった。何とか休みの連絡を終えてから、ふとんに潜り込んだ。3日間主人の作ってくれたシチューばかり食べて、絵を描き、眠り、静かな音楽を聴いて、ひととおり体の中の水が入れ換わったころ、ようやく指先まで元気になって目があいた。

 

それで今朝、久しぶりに支度をしていたら、部屋の中なのに吐く息が白かった。階段を降りるとき、冬の靴が重たく感じた。ねこじゃらしが朝日に輝いて見とれ、通りの樹々は金色と真っ赤に彩られていて見とれ、ごみ捨て場のダンボールの上に佇んでいた烏すら美しかった。烏の瞳は薄い緑色をしていた。久しぶりの空は、すうっと広がっていてクラクラした。

色々な景色に見とれていたら、通りの向こうでバスが来た音がした。気付いて血の気がひいたけれど、到底間に合う距離じゃなかった。バスが行ってしまった。それはみるみる遠ざかって行ったので、ベンチに座って(遅刻ぎりぎりだけど、次のバスでいこう)と本を読もうとした。無かった。忘れてきた。あーあ・・と思いながら、静かな道路を眺めていた。

 

駅には警備員の人がたくさんいた。私は警察官の制服と区別がつかないので、何かあったのかと思ったら違って、大勢の観光客の人たちを案内したり、適切なバスや電車を教えてくれる人たちのようだった。驚きながら電車に乗り、仕事をして帰った。なぜか私が寝ていて、offの状態だった3日間はちゃんと電話もメールも来なかったのに、onになった今日はたくさん連絡がきた。まだ5時くらいだというのに暗くなる空を遠く眺めながら、頭が重たかった。帰って、またふとんに潜ってしまった。せっかく治っていたのに、またちょっと熱っぽい。。気がついたら寝ていたけれど、目の裏には朝見た烏のピンとした背すじが焼きついていた。

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