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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

柿の中のスプーン

母から、柿が届く。父がお友達からお裾分けしてもらったみたいなの。

「たくさんあるから、送ったわ」

というので楽しみにしていた。

ところが、タイミングがあわなくて、なかなか受け取れない。溜まる不在票に、気が重くなった。確かにいたはずなのに、おかしいな。。チャイムが壊れているのかしら・・と確かめてみたりもしたの。だって、私はトロトロになった柿を二つに割ってスプーンですくって食べるのも大好きだけど、主人はちゃんと噛みごたえのある柿じゃないと好きじゃない。箱のなかで熟してしまって、べちゃべちゃの惨事になっていたりしたら・・大変だ!!早く届いたらいいのに、、とちょっとドキドキしていました。

 

そんななか、ようやくチャイムが鳴った。「柿だ!」と喜んで玄関に出たら、配達のお兄さんがふたつ、重たそうな箱を持っている。(二つ・・?)と思いながらハンコを押すと、一つは主人のお母様からだった。お礼をいって、部屋に運ぶ。早速母のものからあけてみると、綺麗な柿がたくさん!わーい、秋の実りだ!!なんてはしゃぎながら、棚に並べた。

果物は綺麗だと思う。お日さまに照らされて、それはピカピカ光った。ちゃんと、まだ柔らかくない。うーん、すばらしい、と思いながらお母様からの包みをほどいた。本当は、開ける前にちょっと、勘づいていた。その通りだった。柿がたくさん、入っていた。

「すごい、柿がたくさん!!」

主人に報告すると、主人も笑った。お母様も、お友達に頂いたみたいで、おすそわけのピカピカの柿だった。「まだ乗るかな?」と重ねて棚に並べた。

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さっそく剥いて、頂くことにする。できるだけ皮が長くなるように包丁を動かすと、オレンジ色のリボンのように伸びていく。それから、二つに割る。

「!!」

思わず息を飲んだ。

「柿の中にスプーンが入ってた!!」

「・・?」

「見て、見て!」

私がきゃあきゃあ言うので、怪訝な顔でお部屋から出てきた主人も、

「本当だ」

のぞきこんで、にこりと笑った。そしてまたもどって行った。

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かんぺきな、スプーンのかたちだった。私は主人が同意してくれたのが嬉しくて、いつもよりももっと美味しい気がしました。それから私も柿を少しずつ、お友達にお裾分けしました。