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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

京都と東京のあいだ

最近東京での仕事が増えたので、新幹線に乗ることが多い。数日、東京で仕事をして戻ってくる。友人や両親は東京にいるから、合間に会えるのがとても嬉しい。京都に引っ越して、観光に来る仲良しも多くて、何だか近くに住んでいたときよりずっと、色んな人に会っている気がする。

東京は生まれ育った町だけど、人が多くて沢山ぶつかるし、駅のアナウンスがうるさくてあまり好きじゃない。それに、目印が少ないし道の名前があまりないから、自分がどこにいるのかよく分からない。特にずーっと毎日使っていたというのに、新宿駅と渋谷駅の構内は難しすぎて未だに分からない。駅員さんに、初めて来たふりをして、出口を聞いたりするのはしょっちゅうなの。。ばたばたしながら色んな用事を終わらせて、帰りには大好きな三菱一号館で展示を見てから急いで切符を買ってホームに上がった。

ちゃんと座れて、ほっとする。新幹線のシートはちょっと贅沢な気持ちがして好きなの。どこでもドアがあったら、って思ったりもしたけど、やっぱり距離に必要なだけ時間がかかって移動する方が好きだな。昔短大の授業で、絵は誰かに描いてもらうわけにもいかなくて、その時間と、それにかけたエネルギーが作品だって聞いたことが印象に残ってる。このあいだ、幼なじみがニューヨークから来てくれたのだけど、やっぱり日本まで飛行機で14時間くらいかかるって聞いて驚いたの。これだけ何でも速くなってるのに、20年前と同じだけ時間がかかるなんて!!

「でも、なんだか面倒だけど、こういうのっていいよね」

という友人の小さいときと同じ、ぶっきらぼうな口調と笑顔を見て、私もそう思う!と嬉しくなった。こうして移動していると、退屈したり、考え事をしたり、窓の外を見たり、本を読んだり、毎日の電車でも、車でも、おうちの中でも、ひとつの体が何かしているのにそれだけの重さが形をもって活動しているのね、とか一人で考えてしまう。

 

東京から新横浜くらいまでは、東京の友人や家族のことや、お仕事のことを考えたりしている。でも、気がついたら眠ってしまって、名古屋あたりにきたときには(だいたい天竜川あたりで起きるのが習慣になっている)何故かもう、京都の自分に戻っている。冷蔵庫の中身を考えたり、明日の予定を考えて、早くあの小さなおうちに帰ってパジャマに着替えて布団にもぐりたい、そんな気持ちでいっぱいになる。

今朝東京を出て来る時は雪だった。それから雨になって、晴れ間がのぞいてまた、米原のあたりではたくさん積もっていた。

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京都についたら日が暮れていた。青いガラスの底のような空に、ピカピカ眩しい星が一粒輝いていた。白い京都タワーが見えて、何だかとても親しく感じて深呼吸した。