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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

トマトジュースと秋桜

お出かけ

この季節、少し遠回りして秋桜の道を通って駅に向かう。小川沿いいっぱいに、私の背を超える高さに伸びた秋桜が、夕陽を浴びて柔かに揺れている。輪郭がきらきら金色に光るさまが綺麗で見とれてしまう。

 

私には定期的に読書の波がある。小さいころから本は大好きなのだけど、先月はまた「いい出会い」が重なって、凄い勢いで読破していた。朝も昼も夜も、空いた時間にはずっと本を読んでいた。そうしたら月に一度、奈良の鍼のお医者様に診て頂いているのだけど、

「からだの血がかなり減ってるよ。絵、沢山描いたの?」

と先生に言われた。

「絵は、いつも通り。お仕事の行事が10月沢山あるのと…あと、本たくさん読んだけど。」

「それだね。筋がかたくなってるから、読書もちょっと減らしてね」

「はーい。。」

怪我をしてはややこしいので、それから少し本を控えている。でも、読んだあと頭がぐらぐらするほど集中する毎日が続いていたので、どうやら疲れていたらしい。いまは、移動中も景色をみたり、音楽を聞いたり、できるだけぼぅっとするようにしている。

 

ところが、今度はしょっちゅう変わった人に声を掛けられるようになってしまった。

このあいだは突然、フクロウカフェはどこにありますか、と真剣な瞳で訊かれたし(この人は分かりませんと言っても中々許してくれなかった。京都に住んでいる人なら知っているはず、と信じていた) パンを買おうと並んでいたら目があった人に「どのパンが僕の口にあいますかねぇ」と尋ねられた。(知らない人の味覚なんて…) 電車で隣りに座ったおばあさまと会釈を交わしたらスイッチが入ってしまい、身の上話を一通り伺うことになったり(始発から終点駅までまるまる30分)、乗り換え駅で突然歌いだした陽気なスペイン人(たぶん)の皆さまに巻き込まれて手拍子をうつことになったり(急いでたからちょっと困った)、こんなことがここ数日のうちにおきた。これはこれで面白いけれど、本も読みたい。途中の本もあるのに、、あんまり間が空いたら最初から読み直さなくちゃ分からなくなる。それに、好きなことを制限されるのが嫌いな私は、早く血が増えないかな、と最近トマトジューズをよく飲んでいる。(吸血鬼が代わりに飲むでしょ)

 

人と話すのは楽しいし好きだけど、キンモクセイの香りをかいで、夜風にあたる秋桜を眺めて帰る夜、食事の支度をするこの時間が大好き。今日の夜は音楽をかけずに、もう少し鈴虫の声を聞いていようかな。。

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