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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

結局、いつもどおり

お出かけ

角を曲がった瞬間、空が広がるこの道が好きで、毎日出掛けるとき(時間ぎりぎりでないときは)嬉しい。今朝は淡い水色に綿あめみたいな雲がかかっていた。足もとではコンクリートが金色に光っていた。田んぼに残った稲が雀みたいに丸まっていて、モネの積みわらみたい、と思う。

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ふと、道端の溝でおじいさんがしゃがみこんでいるのが見えた。

(まさか、心臓の発作かもしれない!)

ドキドキして、救急車の番号は何番か頭の中で考えた。109か110かどっちだったかしら。どちらかがダイヤルが戻るのを待つ時間に落ち着くためと聞いたことがあるけれど、そもそもダイヤルの並びが分からない上にどっちがどっちか分からない。警察に電話したら怒られるかもしれないし、それに、番号はもしかして消防車を呼ぶ時のものだったかもしれない。。

(どうしよう!)

駆け足でおじいさんのところに寄って足を止め、声を掛けようとした瞬間、おじいさんが怪訝な表情で振り返った。おじいさんは、畑で取れたらしい土がついた大根を用水路で洗っていた。用水路の蓋が道路に置かれていた。その上に大根が二本乗っていた。小さい声で「おはようございます」と言ったけれど、おじいさんは聞こえない様子でまた背中を丸めた。目の裏に大根の白が残った。

ああ良かった。でも、用水路の蓋があいているところ初めて見た。あれで野菜を洗うの、いいのかな・・でも、なんだか昔話みたいだな。

水の流れがどうなっているのか、ちょっと見てみたいな。でも開けたら何かがいたら怖いしなあ・・なんて思っていたら、バスが来た。大きな車は見える瞬間、空気が重たくなる気配がする。早く出たつもりだったのに、大変、遅刻だ!!

 

30メートルくらい、とっても頑張って走った。私の足はまんがみたいに回転していたと思う。閉まりそうだったけど運転手さんが開けて下さったから、何とか乗れた。息を切らせてお礼を言って、空いた席に座った。

(あぁよかった!)

バスが発車して、椅子に背中をつけ息を吐いた瞬間、何かちがうと気づいた。緊張して耳をそばだてると、アナウンスで行き先を聞いて青ざめた。・・・違うバスに乗ってしまった。。

(わー)

珍しくテキパキ用意をして、5分も前にバス停に着く予定だったのだけど、おじいさんがいたり、私は空を見ていたら時間があっという間に経つ時があるから、またやった!と思って大慌てで飛び乗ったのだけど、よく見てなかった・・・

結局、いつも通りぎりぎりになりそうだった。大分葉が落ちた鴨川沿いの木々が笑うように揺れた。救急車は何番だったか帰ったら主人に聞いておかなくちゃ、、と思った瞬間、汗がすうっとひいた。

(お財布、机の上に忘れたかもしれない。。)

そして半べそをかきながら鞄のなかをさがしたら、、あった!ああよかった!!