読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

治療の日

これは昨日のこと。駅へ向かう道で、あら?と思ってはいたけれど、駐輪場にいれたときには、とうとうタイヤはべこべこになっていた。

(あーあ。。また空気抜けちゃった。。空気入れご自由にどうぞ、ってあったから、帰りに入れさせてもらおう)

そう思って、お仕事を終えた帰り道、自転車をキュウキュウ引きずって空気入れのところに行ってみた。

(・・・)

ところが、使いかたが分からない。

(なんで、洗濯バサミみたいなものがあるのかしら。これはどこに止めるんだろう・・)

前に主人が入れてくれたみたいに、ポンプをするところは分かるのに、その前のセッティングが分からなかった。ちょっと恥ずかしく思いながら、受付のおじいさんとおばあさんのところに行って、使いかたを教えて頂けませんか、と控えめに尋ねた。親切なおじいさんにたいへん驚かれたけれど、あっという間に機械を操作してリズミカルに入れてくれた。ついでに、前の車輪もパンパンにしてくれた。 厚くお礼を言って、ビュウビュウ風を切って走った。

なのに、家に着くちょっと手前で、おしりのあたりがまたボコボコし始めた。やっぱり、空気が抜けている。

(あーあ。。やっぱりパンクかしら)

しょんぼりしながら、ゆっくり自転車を押して帰った。

 

そして今日、私は宅配便が続いて早起きしてしまったこともあり、ごねていた。歯医者さんにいかなくてはいけない。なのに、自転車はパンクしている。自転車は二台(主人のと、私の)あるのだけど、主人が滅多に乗らないことを理由に私が両方使っている。主人のがパンクしてから、こっそり自転車置き場の奥の方に隠して、無かったことにしていた。ところが私のまでパンクしてしまったからには、何とかしなくてはいけない。だって歯医者さんは自転車で行けばすぐだけど、電車に乗るほどでもなくバスは無く、歩くと遠すぎるんだもの。

「しかし君はそんなに自転車に乗る訳でもないのに、京都に来てから3年ちょっとで何度パンクしたんだろう」

「パンクって、そんなにするものじゃないの?」

「君の乗る頻度ならそんなにしないだろうね。」

でも壊れちゃったんだもの・・ともごもご言うと、

「自転車やさん、調べてみたらいいじゃない。」

主人がコーヒーを飲みながら言った。今までは親切な主人の友人が怪我をした自転車を車に乗せてぴゅーっと直してきてくれたけれど、あんまり頼るわけにいかない。今度こそは自分でいかなくちゃな。。と分かっていた。

「もう、調べてあるの。駅へ向かう道を山の方にいったところにあるみたい。」

「電話してみたら?」

「・・・」

いま、するの、とぼそぼそ言いながら、部屋に戻った。顔中がかゆくなってきた。めんどうくさい。。。

 

自転車屋さんは、たいへん気持ち良く元気なかんじでハキハキと説明してくれた。私も合わせてハキハキ答えたけれど、電話を切った途端、くったり疲れてキルトを頭からかぶってしまった。

「自転車やさんに行くだけで大変なのに、歯医者さんにも行かなくちゃいけない。自転車やさんで歯の治療してくれたらいいのに。。それか、歯医者さんで自転車を直してくれたらいいのに。」

主人は(自分はどこも痛くないものだから)笑って、

「はやく支度しなよ。いつもみたいに走り回るはめになるよ」

と言った。

 

自転車修理屋さんは、思っていた以上に近かった。自転車を押していつもの道を歩く。特に坂道は、歩いても自転車に乗っても私の足ではたいして変わらない。でも平地を自転車で押しながら人とすれ違うと、(なんでこのひとは自転車に乗らずに押しているんだろう、と思われるかしら)と思って、ちょっと早足で進んだ。

湯気のにおいがする自転車やさんで、「15分で治ります」と言われた。こういうとき待っているべきか迷ったけれど、「良かったら一回りしてきて下さい」と言われた。(どこを一回りするんだろう。。)と思ったけれど、「ちょっと郵便局に行ってきます」と言った。用は無かったのだけど。道々、黄色く枯れた葉とロウバイの花が綺麗だった。

f:id:rumir:20160107135100j:plain

自転車はあっという間に治って帰ってきた。お金を払って、お礼を言って元気になった自転車に乗って歯医者さんに向かった。治療は今日はちょっと痛かった。けれど、今日は治療の日だわ、これが別の日に重なったら耐えられないもの。。と思って頑張った。

それで治療を終えたもの同士、力を合わせて家に帰った。

f:id:rumir:20160107161701j:plain