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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

二千年前のお薬

その他いろいろ

しばらく前から思い出してはうんざりしていました。主人と友人と期日前選挙に行ったときも、歯医者さんの前を通っては悲しくなり、中々噛みきれないお肉にズキンと奥が痛んではじっと頬を押さえたりしていたの。

私は暗示にかかりやすく痛みに弱い。きっと一週間くらい腫れるから、予定を調整して下さいね(!!)と歯医者さんに言われて、数ヶ月前からしぶしぶ決めていたのに、いざその日になると泣きたくなるくらい嫌で、とっても悲しくなり、しょんぼりしていました。

手術のときには、顔が真っ青で、汗がたらたらとなっていた私も、歯医者さんがとっても上手であまり痛くなかったし、ちょっと貧血になったけれどなんとか無事に終わりました。あとは、「麻酔が切れたらとても痛いと思いますが、ちゃんとお薬を飲んで下さいね」と送り出していただき、頑張って家に帰ってきたのでした。

(痛いんだろうなあ。。きっと、前のび太くんになったみたいに、腫れてズクズクするんだろうなあ。熱も出るかしら。。)

と思っていました。

 

ところが!!

この歯の手術に備えて、鍼の先生に紹介頂いて、漢方薬やさんで薬をふたつ調合して頂いたのですが、これを飲んでいるからか、あんまり痛くないの。絵本の中の、こぶ取り爺さんのようなほっぺたにはなっているものの、頭痛もしないし、食欲もばっちりあるくらい元気!(ただし抜いた側では噛めない)

じゃじゃん。

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ひとつ(茶色い瓶のほう)は王不留行散(おおふるぎょうさん)といって、切り傷にきくお薬だそう。なんと、2千年前からあるお薬らしい。桑の木の根っこ、しかも南東方向のものだけを使うとか、100日間干すとか、材料を合わせて黒焼きにするとか。とんでもなく作るのが大変みたい。ふわふわしているのだけど、これをちょっと、スプーンにすくってお水と飲む。(とても苦くて美味しくない。けれど、とてもありがたいものな気がして大切にいただく)

それからこっちは、私の体質に合わせて作って下さったお薬。これはコトコト1時間以上、400ミリリットルのお水が120ミリリットルになるまで煎じるの。これを24時間以内に3回に分けて湯のみにいれて飲む。シナモンみたいな味と匂いがして、実はちょっと美味しい。

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粉の薬は飲めないし、お腹がすぐ痛くなってしまい苦手だけど、漢方薬はなんだか体質に合うようで好き。本当に素晴らしいなと思う。でも作るのも飲むのも手間がとてもかかるし、手に入る材料がどんどん無くなってしまっているらしい。中国の、ある地方でしか取れないような薬草が、土壌汚染で育たなくなってしまったり、「高く売れるから」という理由で根こそぎ採ってしまう人がいるらしい。そういうお話を聞くと、なんだか体中がむずむずして、とても悔しくなってしまう。

こうしてゆっくり漢方薬を煎じたり、静かに過ごして休んだり、こういうことが本当は大切なんだろうな。。

 

私がぶつぶつこういうことを言ったり、機嫌良く漢方薬を煎じて飲んでいたら、主人が笑って美味しいもの(そして口が半分しか開けられない私に優しいもの)を作ってくれました。

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うふふ。こぶ取り爺さんもこれはこれでちょっと楽しんで、ゆっくり治そうかな。。