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ruru on the roof

大好きな絵と絵本と、日々のこと・・

なんということでしょう!

 1ヶ月半ぶりにテレビとパソコンがつきました。昨年の秋、比叡山の麓の築60年のすきま風だらけの小さなお家と出会って、3月末にお引っ越しすることになりました。もともとの家から近くて、アトリエがあってピアノが弾けて、お庭があるおうち。いつか見つかるといいな、、と思っていたけれど、そう出来そうなお家を例によって偶然見つけて、とんとん拍子に決まったの。特筆すべきは契約まで主人が家も図面も見なかったこと。 「何だかこうなる、と分かってるときはそういうものだよ」君が気に入ったならいいじゃない、とコーヒーを飲み本を広げる主人に目がまるくなりました。たぶん反対されるから、何ていって説得しよう、とずっと企んでいた私は拍子抜けしたくらい。でも、ちゃんと契約のときや、ややこしいときには来てくれました。頼りになるでしょ!
 
むかしから、「ビフォーアフター」の番組が大好きで「なんということでしょう!」と番組の決めゼリフを言いながら見ていました。折り込みのチラシの間取り図を見ては毎回飽きずに何時間でもうっとりとしていた私を主人が笑っていたけれど、実際にそうなりました。
 
 工事初日、ご挨拶に行ったらさっそく床が無かったのに驚きました。リフォームの方をはじめ、大工さんや左官やさんや、ガスやさん水道やさん…電気やさん以外全員が白髪のおじいさま達で、休憩中柔らかな関西弁が飛び交うのが気持ちよかったです。とにかく物を扱う手つきが美味しそうなの!!私は職人さんのお仕事を間近で見るのが楽しくて、時間をみつけては見にいき主人に報告しました。
 2月になってから床や壁を作ったり、電気やガスの工事など自分たちでできないところをやって頂き、ひと月ほどで形になっていました。そんな頼もしい職人さんのお仕事が終わり、あとは自分たちでする作業だけが残りました。。
 
それからのリアルビフォーアフターは凄まじいものでした。自分たちで床や壁の色を全て塗り、中には天井まで塗った部屋もありました。前のお部屋を3月末日で解約する手続きをしてしまっていたので、このままでは住むところが無くなる。。と泣きそうになりながら、雪降る3月はくたくたになるまで毎日朝早くから夜遅くまでがんばりました。そして、実際に31日の朝になんとか引越し終わりました。でも新しいお家には荷物が山積み。私たちはしばらく本の隙間で眠りました。
 
この時点で、なまけものの私は一生ぶん働いた気でいたのに、やる事はまだまだ終わっていません。なんとか新しいお家に住みはじめて、山のような片付けに追われ、にも関わらず早々に家族が見にきてくれたり、毛虫が椿の木に200匹も出て退治したり、お仕事もあるし、毎日走り回っているうちにとうとうダウンして胃腸炎で1週間寝込みました。そんな色々なことがありましたが、ふと気がついたら外は初夏の日差しに変わっていました。
 
ところでこのお家は、比叡山の影になるからかテレビが映りませんでした。業者さんに意を決してお願いしに行ったのだけど、春は工事が混んでいてテレビもパソコンも見られるようになるのは5月半ばになると言われました。私たちはもちろんスマートフォンも持っていないので、ますます世の中の流れがわからなくなってしまいました。

でも先週くらいにほぼ片付いて、お庭に花を植え、昨日にはパソコンもついて大量のメールに少しずつ返信したり、絵も描きはじめました。ようやく、長くこんぐらがっていた日常に風が吹きはじめました。
この台所の壁も主人と二人で色を重ねて塗ったのよ。本当は、まだ幾つか終わっていないことがあるんだけど・・まだお風呂の壁も塗っていないし・・・

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